鼻血が止まらない。

出血は、目につきやすい症状であるため、患者さんにとって病院受診のきっかけになりやすいと思います。 

出血しやすくなる病気は、多々あります。 

その中に、von Willebrand病(フォン・ヴィレブランド病)という先天性の出血性素因があります。 この病気は、粘膜からの出血が多いのが特徴です。 粘膜出血もいろいろありますが、特に鼻血が多いです。 


この病気の診断のためには、von Willebrand因子(フォン・ヴィレブランド因子)抗原量&活性という血液検査をする必要があります。健康診断などでは調べることのない検査です。 

この病気の診断がつかないために、適切な治療が行われていない方がおられる可能性があります。 

生まれつき鼻血が多い方は、病院で相談しましょう。 

医療関係者用に、トランサミン(止血剤)に関する大学病院のブログもリンクしておきたいと思います。 



<鼻血関連記事のリンク集>







鼻血が止まらない病気(原因)

鼻血は、出血症状としては、青あざ(紫斑)などとともに最も遭遇しやすい症状ではないかと思います。

医療関係者用に、大学病院のブログもリンクしておきたいと思います。
鼻出血(鼻血が止まらない):粘膜出血
血液型O型の人は、vWF活性が低い。
全身性出血性素因の最初の検査

鼻出血をきたしやすくなる病気は、多々あります。大きく分けますと、耳鼻咽喉科の疾患、血液内科の病気に分けられるのではないかと思います。

ですから、特に止血困難な場合(鼻血がなかなか止まらない場合)には、まず耳鼻咽喉科の受診は絶対必要でしょう。その上で、全身性に出血しやすい病気がないかどうかのチェックが必要になるこのがあります。その場合には、血液内科の受診が必要になります。

血液内科の病気の中に、von Willebrand病(フォン・ヴィレブランド病)という先天性の病気があります。

この病気は、粘膜からの出血が多いのが特徴です。

特に、鼻血が多いです。


この病気の診断のためには、von Willebrand因子(フォン・ヴィレブランド因子)という血液検査をしないと分かりません。検診などでは調べることのない検査です。

この病気の診断がつかないために、適切な治療が行われていないいわゆる隠れフォン・ヴィレブランド病の方がおられる可能性があります。

生まれつき鼻血が止まりにくい方は、一度病院で相談しましょう。


トランサミン(止血剤)に関する大学病院のブログもリンクしておきたいと思います。
トランサミン(特集シリーズ)


<鼻血関連記事のリンク集>

【症状、血が止まらない】出血、原因

【鼻血が止まらない病気】フォン・ヴィレブランド病

【止血剤:血が止まらない】出血、ノボセブン

【鼻血を飲み込んでしまった】タール便

【血液型O型の人は、血が止まりにくい?】



血栓止血の臨床ー研修医のためにー



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老人性紫斑と単純性紫斑:治療?

青あざ(紫斑)は、すぐに目につく症状ですので、患者様の病院受診までの時間は早い傾向にあります。

青あざの中には、たとえば血液疾患のように緊急性を要するものがありますが、一方で病的ではない(心配いらない、放置しても良い)ものもあります。

下記の老人性紫斑や、単純性紫斑は病的ではない青あざです。

老人性紫斑:
高齢者で、手背や、前腕部伸側に、境界明瞭な赤紫の紫斑がみられます。
場所を変えて、出たりへっこんだりします。
目で見て目立ちますので、患者様はしばしばすぐ病院に受診される傾向にあります。
もちろん血液検査は必要ですが、血液検査が全て正常であれば、老人性紫斑ということになります。治療は必要ありません。


単純性紫斑:
こちらは、若い女性の方でみられることのある紫斑(青あざ、皮下出血)です。
臀部、大腿などの柔らかい部位にでることが多いようです。
この紫斑も、目で見て目立ちますので、患者様はしばしばすぐ病院に受診されます。
もちろん血液検査は必要ですが、血液検査が全て正常であれば、単純性紫斑ということになります。治療は必要ありません。


ただし、紫斑の中には、一刻を争って治療を必要とするものも多数あります。自己判断は危険ですので、必ず病院に受診しましょう。


<青あざ(紫斑)のリンク集>

【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑

【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

【症状、血が止まらない】出血、原因





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【特発性血小板減少性紫斑病】最も多い血液の病気!

血液には多くの病気が知られていますが、
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」は
最も多い血液の病気の一つです。


ただし、この病気は重症度に大きな幅があります。

早々に治療をした方が良いものから、
放置しておいてかまわない(むしろ治療しない方が良い)ものまで、
さまざまです。



治療は、昔はステロイドが第一選択薬でしたが、現在は変わりつつあります。

特発性血小板減少性紫斑病を早期に診断することはもちろん大事ですが、
早期に治療(とくに副作用の多いステロイド治療)する方が良いとは限りません。


特発性血小板減少性紫斑病は、
早期診断は大事ですが、
早期治療は必ずしもあてはまらない病気なのです。



(補足)
この病気は、重症例では脳出血などの致命的な出血がありえます。
必ず、専門医の診察を受けましょう。



<特発性血小板減少性紫斑病のリンク集>

【特発性血小板減少性紫斑病】最も多い血液の病気

【特発性血小板減少性紫斑病】除菌療法(ピロリ菌)

【特発性血小板減少性紫斑病】患者様が治療法を知る時代

【MPV:血小板マーカー】平均血小板容積、血算

【血小板、MPV、PDW】血液検査

【巨大血小板】Bernard-Soulier症候群、ITPなど



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【止血剤:血が止まらない】出血、血小板、凝固、ノボセブン

出血関連の検索でこのブログに入っていただく方が大変多いですので、
止血剤について言及させていただきます。

今回は、研修医の方や、医療関係者も想定して書かせていただきましたが、
一般の方(特にご自身や、家族、知人で出血されている方がおられる場合)
にもご参考になるのではないかと思います。

この世には止血剤と言われるものがいくつかありますが、本当に効く止血剤は限られています。また、出血のタイプによって、有効な止血剤がまるで異なります。



1)濃厚血小板の輸注:
血小板の数が少ない時や、血小板の働き(機能)が極端に低下している時の出血に対して有効です。血液疾患など、この治療が必要となる疾患は入院が必要となる疾患のことが多いです。なお、濃厚血小板は繰り返し使用していますと、抗体ができて効果が減弱してきますので、本当に必要な時にのみ使用します。


2)新鮮凍結血漿の輸注:
止血のためには、血小板と凝固因子が必要であることは既に何回か書かせていただきましたが、新鮮凍結血漿には凝固因子が含まれています。
この治療が必要となるのは、重症の肝不全、血液疾患などやはり入院が必要となる疾患のことが多いです。


3)第VIII因子濃縮製剤(注射製剤):
血友病A(第VIII因子が先天性に欠損している病気)の特効薬です。以前にも書かせていただきましたが、血友病は関節内出血、筋肉内出血など深部出血が特徴的です。


4)第IX因子濃縮製剤(注射製剤):
血友病B(第IX因子が先天性に欠損している病気)の特効薬です。


5)DDAVP(抗利尿ホルモン)(注射製剤):
DDAVPは興味あることに、血管内皮からフォンヴィレブランド因子をたたき出す作用があります。そのため、フォンヴィレブランド病に対して有効です。ただし、重症のフォンヴィレブランド病には限界があります。また、繰り返し、DDAVPを使用していますと、たたき出されるフォンヴィレブランド因子が枯渇してきますので、効果が減弱してきます。なお、蛇足ながら、DDAVPが、フォンヴィレブランド病の治療薬であることは、昨年の国家試験に出題されています。


6)コンファクトF(第VIII因子濃縮製剤の一つ)(注射製剤):
第VIII因子濃縮製剤は最近は、遺伝子組み換えのものが主流になってきていますが、コンファクトFは昔ながらの血漿由来の第VIII因子濃縮製剤です。しかし、これが幸いしています。なぜなら、この血漿由来の第VIII因子濃縮製剤は純度が悪く、第VIII因子のみでなく、フォンヴィレブランド因子が混入しています。そのため、フォンヴィレブランド病に対して有効です。


7)遺伝子組換え活性型第VII(8でなく7です)因子製剤(注射製剤):
商品名は、ノボセブンです。
これは究極の止血剤です。血友病の患者さまで、濃縮製剤が効かなくなった時(インヒビターが出現した時)の代替え治療薬として用いられます。また後天性血友病にも適応があります。日本では、血友病インヒビターと後天性血友病に対してのみ保険が通っています。ただし、欧米では、脳出血、外傷時の出血などほとんど全てのタイプの出血に対して有効ではないかということで、臨床試験が行われています。とても期待されている止血剤です。
ただし、1アンプルが約30万円ととてつもなく高価なことと、現在は血友病インヒビターと後天性血友病にしか使用が認められていないのがネックです。しかし、ほとんど全てのタイプの出血に有効と考えられる究極の止血剤ですので、早く多くの出血に対しての使用が認可されて、価格も安くなってほしいと願っています。


8)ビタミンK製剤(内服も注射もあります):
ビタミンK欠乏症の時の出血に対して、劇的に効きます。表現を変えますと、ビタミンK欠乏症以外の出血に対しては、全く無効です。


9)アドナ(内服も注射もあります):
止血剤と言えば、このお薬をまずイメージすることが多いくらい有名なお薬ですが、効果はほとんど期待できません。副作用もまずありませんので、使用しても良いですが過度な期待は禁物です。


10)トラネキサム酸(商品名:トランサミン)(内服も注射もあります):
線溶活性化が強い時の出血に対しては、劇的に効果を発揮します。しかし、表現をかえれば、線溶活性化が強い時の出血でなければあまり効果を期待できません。アドナよりはまだ効果があるかも知れませんが。。。
なお、歯磨き粉にもしばしば含まれています。
トランサミンは、線溶活性化が極めて強いタイプの播種性血管内凝固症候群(DIC)に対して上手に使用しますと(ヘパリンと併用して)著効しますが、間違って使用しますと全身性の血栓症により死亡するという報告もあります。正に諸刃の剣的なお薬です。DICに対して使用する時は、必ず専門家に相談して使用すべきであると言われています。

医療関係者用に、トランサミンに関する大学病院のブログもリンクしておきたいと思います。
トランサミン(特集シリーズ)


11)局所治療:
たとえば鼻血の時、綿球にボスミン(血管を強力に収縮させます)を含ませて、鼻につめることで止血をこころみることがあります。
ただし、フォンヴィレブランド病による鼻血の時には、しばしば、DDAVPやコンファクトFが必要になります。もちろん、フォンヴィレブランド病の確定診断がなされていることが大前提です。




<止血剤のリンク集>


【止血剤:血が止まらない】出血、血小板、凝固、ノボセブン

【血尿、アドナ、トランサミン】止血剤

【播種性血管内凝固(DIC)】トラネキサム酸(トランサミン)の恐怖

【急性前骨髄球性白血病(APL)、ATRA】DIC、アネキシンII





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【鼻血が止まらない病気】フォン・ヴィレブランド病

出血しやすくなる病気は、多々あります。

その中に、von Willebrand病(フォン・ヴィレブランド病)という先天性の病気があります。

この病気は、粘膜からの出血が多いのが特徴です。

特に、鼻血が多いです。


この病気の診断のためには、von Willebrand因子(フォン・ヴィレブランド因子)という血液検査をしないと分かりません。検診などでは調べることのない検査です。

この病気の診断がつかないために、適切な治療が行われていない方がおられる可能性があります。

生まれつき鼻血が多い方は、病院で相談しましょう。


医療関係者用に、トランサミン(止血剤)に関する大学病院のブログもリンクしておきたいと思います。
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<鼻血関連記事のリンク集>

【症状、血が止まらない】出血、原因

【鼻血が止まらない病気】フォン・ヴィレブランド病

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【血液型O型の人は、血が止まりにくい?】



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【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

単純性紫斑:
若い女性の方でみられることのある紫斑(青あざ、皮下出血)です。
臀部、大腿などの柔らかい部位にでることが多いようです。
紫斑は、目で見て目立ちますので、患者様はしばしばすぐ病院に受診されます。
もちろん血液検査は必要ですが、血液検査が全て正常であれば、
単純性紫斑ということになります。
治療は必要ありません。


老人性紫斑:
高齢者で、手背や、前腕部伸側に、境界明瞭な赤紫の紫斑がみられます。
場所を変えて、出たりへっこんだりします。
やはり、目で見て目立ちますので、患者様はしばしばすぐ病院に受診されます。
もちろん血液検査は必要ですが、血液検査が全て正常であれば、
老人性紫斑ということになります。
こちらも、治療は必要ありません。


ただし、紫斑の中には、一刻を争って治療を必要とするものも多数あります。
自己判断は危険ですので、必ず病院に受診しましょう。





<青あざ(紫斑)のリンク集>


【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑

【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

【症状、血が止まらない】出血、原因





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【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

御高齢の方で、手の背、前腕などに、境界が明瞭な赤紫のあざ(紫斑)が、出たりへっこんだりする方や、そのご家族からよくご相談を受けます。

「手や腕に、青あざができやすいよういうことは、脳の血管も切れやすいのでしょうか」

出血しやすい体質がないかどうかの検査はした方が良いですが、異常がなければ全く心配ありません。脳の血管も切れやすいということはありません。


こういうのを、老人性紫斑と言いますが、病気ではありません。

出たりひっこんだりが長く続き、目に見えるのでご心配だと思いますが、検査の結果が正常であれば、全く心配ありません。




<青あざ(紫斑)のリンク集>


【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑

【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

【症状、血が止まらない】出血、原因





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【若い女性の紫斑(青あざ)】血液の病気?

若い女性の方で、
大腿(太もも)や臀部(おしり回り)に、
青あざが散在ということで、来院されることがあります。

出血しやすい体質がないかどうかの血液検査は必要ですが、
検査が正常であれば全く心配ありません。

以前の記事で書かせていただいた「老人性紫斑」の若い女性版といったところでしょうか。
目で見てめだちとても気になりますが、病気ではありません。

こういうのを、「単純性紫斑」といいます。多いと思います。

なお、若い女性にみらえるのに、若い男性にはみられない理由は、
多分分かっていないと思います。



(補足)老人性紫斑は、男女ともにあります。





<青あざ(紫斑)のリンク集>


【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑

【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

【症状、血が止まらない】出血、原因





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【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑:S

若い女性の方で、大腿(太もも)や臀部(おしり回り)に、青あざが散在ということで、来院されることがあります。

出血しやすい体質がないかどうかの血液検査は必要ですが、検査が正常であれば全く心配ありません。

以前の記事で書かせていただいた「老人性紫斑」の若い女性版といったところでしょうか。目で見てめだちとても気になりますが、病気ではありません。

こういうのを、「単純性紫斑」といいます。多いと思います。



<青あざ(紫斑)のリンク集>


【若い女性の紫斑(青あざ)】太ももなど、単純性紫斑

【紫斑(青あざ)】老人性紫斑、脳血管も切れる?

【単純性紫斑と老人性紫斑】青あざ、出血

【症状、血が止まらない】出血、原因




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