<< 血栓症の臨床(図解)24:ワーファリン、牛の奇病、ダイクマロール | main | 血栓症の臨床(図解)26:ワルファリン(ワーファリン)の命名 >>

血栓症の臨床(図解)25:ダイクマロール、ビタミンK依存性凝固因子

血栓症の臨床(図解)シリーズ
・血栓症の基礎:1234567891011121314
・抗血栓療法:1516171819202122232425



前回ページで、牛が血を出して死んでいく奇病、スゥイート・クローバ病を紹介させていただきました。

スゥイート・クローバ病の本態は、腐ったスゥイート・クローバの中に入っていたダイクマロールだったのです(ダイクマロールの誘導体がワーファリンです)。

ダイクマロールは、ビタミンKと類似した構造を有していたために、ビタミンKと拮抗したのです。

ビタミンK依存性凝固因子(半減期の短い順番に、第VII、IX、X、II因子)という止血に必要な因子がありますすが、スゥイート・クローバを食した牛は、これらのビタミンK依存性凝固因子が低下して出血をきたしていたことになります。

ところが人類の素晴らしいところは、このあと発想の転換をします。
ダイクマロールで出血しやすくなるのであれば、この薬剤を上手に使えば、出血とは180度病態の異なる血栓症には有効ではないかと考えたのです。

転んでもただでは起きなかったと言えるでしょう。


補足:
ビタミンK依存性凝固因子は、第VII、IX、X、II(7、9、10、2)因子の4つです。
あえて、2、7、9、10と小さい順ではなく、7、9、10、2という順にしているのには深い理由があります。
半減期がこの順番です。
つまり、第VII(7)因子が最も半減期が短いです。
このことを知っていますと、臨床で役立つことが多々あります。
ワルファリン(ビタミンK拮抗薬)のモニタリングは、APTTではなくPTで行っています。
PTは、半減期の短い第VII因子をひっかけていますので、変動しやすいためです。
ワルファリンはお薬でビタミンK欠乏状態にすることで治療に応用する訳ですが、病的なビタミンK欠乏症もAPTTよりもPTが延長しやすいです。ビタミンK欠乏症では半減期の短い第VII因子が最初に活性が低下するためです。



(続く)


健康病気症状相談コーナーのトップページへ

人気blogランキングへ(病気症状のテーマ) ←ワンクリックは、このブログへの投票になりますが、他の優良ブログもご覧いただけます。
 

スポンサーサイト

  • 2017.09.26 Tuesday
  • -
  • 22:40
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
search this site.
categories
ランキング & 総リンク集

Yahoo!ブックマークに登録
YAHOOブックマーク

人気blogランキングへ
ブログランキングへ
総リンク集へ
ページランク
ページランク
なかのひと
profile
recent comment
links
sponsored links
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM

SEO対策アクセスアップリンク 相互リンクがアクセスアップ 検索エンジン【WODGE】 アズリンク ブログ検索サーチ BELL SEARCH! 個人サイト検索 あったかNAVI The Search 検索エンジン カテゴリ アクセスアップ トントコ 検索エンジンGOODSEARCH SEO対策ARIES☆Search 相互リンク支援サイト アクセスアップにX-TOOLS! 相互リンクPRO 検索エンジン登録 ASSISTANT SEO対策検索サイト アクセスアップ=ランキング+SEO相互リンク 相互リンク・サーフ ホームページ検索 ホームページ登録 相互リンクAGE e-poketサーチ サーチエンジンAccess.com アクセスアップは相互リンクで J.O.Y mayu サーチ SEO対策 Su-Jine Googleページランクの実験 ページランク3から にほんブログ村 健康ブログへ 健康・ダイエットランキング 相互リンクドクター!アクセスアップ 病気,症状,薬に対する病院,診療所,歯科医院の医者、歯医者さん探し医学情報サイトby健康向上委員会