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血栓症の臨床(図解)57:エコノミークラス症候群、地震災害、血栓止血学会

血栓症の臨床(図解)シリーズ
・血栓症の基礎:1234567891011121314
・抗血栓療法:15161718192021222324252627
・アスピリン vs. ワーファリン:
28293031323334353637383940
414243444546
・深部静脈血栓症/肺塞栓(DVT/PE):
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上図は、日本血栓止血学会のホームページからです(現在のものではなく以前のものです)。地震災害時に、エコノミークラス症候群、すなわち深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)→ 肺塞栓(pulmonary embolism:PE)が社会的問題になりましたので、学会ホームページでも啓蒙活動がなされました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【血栓止血学会ホ−ムページより(当時)】
肺塞栓症について:
狭い避難所(特に車中)での寝泊りが続いた場合、脚の静脈血の流れが悪くなり、そこに血の固まり(深部静脈血栓症)が発生します。この血栓が剥がれて肺に流れていき、肺の血管につまって呼吸困難やショック状態となる病気を、肺塞栓症と呼びます。肺塞栓症は種々の状況で発症しますが、車中や飛行機旅行中に発生した場合にエコノミークラス症候群と呼ばれたりします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学会の果たす役割はいろいろあると思いますが、このような啓蒙活動はとても大事ではないかと思っています。

なお、血栓止血の臨床(研修医のために)が、連載中です。
研修医のためにとありますが、広く医療関係者に有用だと思いますし、一般の方がご覧になっても有用な情報が満載されているのではないかと思います。
学会員でなくても、無料でダウンロードできるようになっています。



(続く)


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  • 2017.11.11 Saturday
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コメント
はじめまして。
都内で看護師をしているものです。
もうすぐ3年目で、まだまだヒヨコですが、いつもブログ拝見し、日々勉強させていただいています。

患者さまでフォーカス不明の発熱が続いていた方がいたのですが、精査の結果PEによる発熱ということで、ヘパリン持続投与が開始になりました。

PEで発熱することもあるとのことですが、その機序について、教えてください。

突然の質問、失礼します。
  • さかた
  • 2009/02/13 10:51 AM
さかたさん、コメントありがとうございます。

肺塞栓(PE)で発熱することがあっても良いかもしれませんが、少なくとも必須の症状ではないと思います。

肺塞栓により胸痛(胸膜刺激症状)がありますと、発熱があるかも知れません。

あるいは、肺塞栓を起こす原因疾患によっても発熱することがあると思います。たとえば、悪性腫瘍がかくれていても発熱の原因になります。あるいは、膠原病にともなう抗リン脂質抗体症候群が原因で血栓症を発症した場合にも、膠原病による発熱があるかも知れません。その他にも、いろんな場合に発熱がありうるかとは思います。

しかし、繰り返しになりますが、発熱のない肺塞栓も多々あります。

お答えになっているでしょうか。
  • あーちゃん
  • 2009/02/15 9:48 PM
零さん、この度もご質問いただきありがとうございます。

抗CL-β2GPIAb 1.6、カルジオIgG(セット)12は、上昇度は軽度です。再検されたことはあるでしょうか。いつもこのようなデータでしょうか。

この程度の上昇ですと、再検すると陰性化することもあります。この場合でも、また再検を繰り返しますと、軽度上昇して陽性化することもあれば、ずっと陰性化のままのこともあります。

また、このブログでも記事にさせていただいたことがありますが、ループスアンチコアグラントはデリケートな検査です。大手検査委託会社のデータであっても、採血条件その他によっては、必ずしも信頼できないことがあります。

ループスアンチコアグラントはdRVVTだけが調べてあるようですが、それのみでは不十分という意見もあります(このあたりは専門家の間でも意見が分かれるところです)。

いずれにしましても、脳MRIで脳梗塞がなく、血液検査の結果の上記であれば、ワーファリンのみの治療でも支障ないと思います。脳MRIの結果は如何だったでしょうか?


なお「なるとしたら肺梗塞(正確には肺塞栓)」という内容の前後が分かりませんので、断言的なことは言えませんが、
【一般論として】抗リン脂質抗体症候群で、深部静脈血栓症がある場合、次の血栓症があるとしたら肺塞栓のみということはございません。脳梗塞も含めて、種々の血栓症の可能性があります。
そうならないように、適切な治療を行う必要があります。

お答えになっているでしょうか。


  • あーちゃん
  • 2009/02/15 10:28 PM
あーちゃん様

抗リン脂質抗体症候群の程度がそれほどでもないことにまず安心しました。定期的な検査と医師とのコミュニケーションが大切なのですね。MRIについては一言も言われたことはなく、唐突に「MRIお願いします」といっても驚かれてしまいそうですが、主治医がその他の検査結果をもって必要ないとしているのかどうかを聞いてみて、自身が不安であることを伝えてみたいと思います。アスピリン等は海外では脳梗塞予防に普段から飲む人も多いとも聞きますが(ネットで調べたものなので正しいかは分かりませんが)、血栓症は今後絶対におきて欲しくないことNo1なので、最適な一次予防をとこちらのHPで紹介されていることをできる限りしています。なので血栓傾向が静脈に偏っているわけではないのならアスピリンも飲みたいと考えています。

まだ初心者なので今後も質問することもあると思いますがその際はよろしくお願いします。
  • 2009/02/17 10:37 AM
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