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血栓症の臨床(図解)64:深部静脈血栓症&肺塞栓、線溶療法、血栓溶解療法

血栓症の臨床(図解)シリーズ
・血栓症の基礎:1234567891011121314
・抗血栓療法:15161718192021222324252627
・アスピリン vs. ワーファリン:
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・深部静脈血栓症/肺塞栓(DVT/PE):
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血栓溶解療法(線溶療法とも言います)は、文字通り血栓を溶解する治療です。

いろんな血栓症に対して行われています。心筋梗塞、一部の超急性期の脳梗塞などに行われています。線溶虜法に成功しますと、臨床症状が劇的に改善します。この点、臨床家としても全例の血栓症に対して行ってみたいという誘惑にかられることがあります。ただし、出血の副作用には十分な注意が必要です。たとえば、適応のない脳梗塞に対して不適切な線溶療法を行いますと、脳出血を合併して、かえって予後が悪くなることがあります。

さて、静脈血栓塞栓症(VTE)、すなわち深部静脈血栓症(DVT)&肺塞栓(PE)に対してはどうでしょう?

実は、静脈血栓塞栓症に対する線溶療法は、むしろ行わない方が良い場合の方が多いのです。最近報告された一流誌の総説論文でも、むしろ線溶療法を行いすぎないようにと警鐘をならしています。

深部静脈血栓症(DVT)
一般的には推奨されないとされています(超重症の場合の四肢救済目的を除く)。むしろ、線溶療法を行うことによって、血栓の遊離を促して、肺塞栓をおこしやすくなるという考えがあるくらいです。DVTで、線溶療法が必要な例は、1割もないのではないかと思います。

肺塞栓(PE)
ショックなど血行動態が不安定な重症例にのみ適応があります。軽症例に行いますと、出血の副作用の方が強く出てしまって良いことはありません。

管理人は、線溶療法が、静脈血栓塞栓症に対して安易に使われすぎているのではないかと懸念しています。むしろ、線溶療法を行いたい気持ちを抑えるのが、静脈血栓塞栓症の治療のポイントではないかと思っています(ただし、繰り返しになりますが、重症例では適応がありますが、症例はごく限られているでしょう)。

やはり、静脈血栓塞栓症の治療の基本は、抗凝固療法、すなわち、急性期のヘパリン類、慢性期のワーファリンと考えられます。


(続く)


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